お客様のご要望で馬刺しを仕入れました。
特に男性客に大ウケな馬刺し、何でだろう??ところが冷蔵室の奥深く忘れ去られた馬肉を発見!もう生食は無理、あーもったいない…ということで煮てしまいました。煮豚じゃなくて煮馬(にうま)だぁ~と笑ってしまいました。
もともとが脂肪がなく真っ赤な部位だったので煮てみたらカチンカチン、出来たては「ふ~ん、ま、食べられるね…」でした。煮汁につけたまま冷蔵庫で一晩、すると美味し~く変身してました。食感はバサバサですが噛めば噛むほど味わい深く味噌味にしたのは正解!と納得のマコトでした。
馬喰業を営んでいた大昔の話ですが、山形県上山市からの馬肉は美味しかった!とのこと。上山市といえば競馬場があり競走馬の肉が売買されていた土地柄らしいのです。農耕馬よりエサが良い競走馬の肉が美味しいのは当然なわけです。
その後、話題は農耕用の牛や馬のことのなり、最後は肉として売られていくと聞いてビックリ!馬のほうが作業効率が良いけれど牛のほうが経済的、裕福な農家は馬を飼っていたというのです。犬を飼うのは番犬が必要なお金持ち、ネコはネズミ駆除の必需品、鶏は卵を売って現金収入、ヤギは母乳不足の補助に、と驚きの新事実が!合理的な理由で生き物を飼っていたんだなぁ、としみじみ思いました。
馬喰業とは「牛馬の売買・仲介を業とする人」と辞書にありますが、何で馬喰業だった一代目は旅館の営業を始めたのでしょう?いづみや旅館ご先祖様の謎は深まるばかり、私が知っているのは「泰三」という名前だけです(笑)。
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"にうま??"へのコメント
コメント » うおぬま屋店長 2009/04/03 22:15
こんばんは。
>噛めば噛むほど味わい深く
そうなんですか、馬肉はあまり縁がありませんが、以前ちょこっと食べた馬刺しは美味しかったです。
火を通しても美味しいのですね。
>合理的な理由で生き物を
そうですね、ペットと言うより、生活していく為の戦友、といった感じだったのでしょうね。
コメント » かいり 2009/04/03 22:57
いづみや女将さん
こんばんは
女将さんの忘れ物から
最後は色々な話しへ展開
【さざえさん】
を思い出しました。
いい家庭の雰囲気ですね♪
コメント » 豆蔵 2009/04/04 00:30
こんばんは
未知の味、馬肉。一度味わいたいものです。
>美味し~く変身してました
ケガの功名、新発見ですね(笑)
ところで「いづみや旅館」のいづみやってどこから付けられたのですか?
屋号?
コメント » 溶射屋 2009/04/04 04:05
いづみや女将さん
こんばんは!
便利な現代と違って昔しは記事にあるような合理的で生活に必要なものを身の回りにおいていたんでしょうね。
馬刺しって良く効きますが煮馬は聞いたこと無いです(^^)
食べたこと無いですがきっとおいしんでしょうね!!
コメント » くまこう 2009/04/04 07:11
おはようございます。
ご先祖様は馬喰業だったんですか、それが旅館業?
なぞは深まるばかりですね(笑い
馬の肉食べたことないですがどうなんですか?写真見る限りでは
美味そうにみえますが
コメント » TWINS 2009/04/04 11:00
サシのない馬肉は馬刺しとしてはサイコーですね(^^)
火を通すとパサパサしそうなので
味噌煮はベストな選択です(*^^)vさすが。
馬喰業をやってると当然県外から馬などを売りに来る業者があり、
馬喰をやってるお宅に馬をつないでもらってどこかに泊まる・・・
そういった人たちを自分の家の泊めてあげたところ、
他の業者たちもあそこは泊めてもらえるぞ、と・・・
ならばいっそ旅館を兼業でやればいいと自宅を改装。
いつしか荒川が馬喰の中継地となり、栄えるも
時代は流れ政府の農政失敗などもあって
専業農家が減り、馬の需要は激減。
馬喰業は廃業を余儀なくされるもいづみやは
旅館として生き残り、現在では鮭・鱒釣りの人々で賑わう
人気旅館になっている。
以上、極私的いづみや旅館の歴史〜妄想編〜でした(*^_^*)
コメント » ゆにっこ 2009/04/04 12:10
大潟区の商工会に近所にも、その昔、馬の市があったそうです。
今でも道の端になごりがあります。
馬刺し大好きなんですが、なかなか食べるチャンスがありません。
コメント » 女将 2009/04/04 19:50
うおぬま屋店長さん、こんばんは。
馬肉といえば馬刺しなのですが、焼肉風で食べてもクセがない肉でした。煮ることで保存もきくし脂なしで超ヘルシー!「にうま」は大正解でした(^^)
コメント » 女将 2009/04/04 19:52
かいりさん、こんばんは。
冷蔵庫に忘れた馬刺しから話がいろいろとんでますね(汗)
文章力を鍛えなければなりません、反省…。
コメント » 女将 2009/04/04 19:55
豆蔵さん、こんばんは。
「いづみや旅館」は全国に数多く、もしかしたら深い意味はないのかもしれません。が、1代目の出身集落の名前が「沼」でして、沼じゃイメージ悪いので「泉」なのでは?と勝手に思っています。
コメント » 女将 2009/04/04 19:58
溶射屋さん、こんばんは。
味付けを変えたら「鯨の大和煮」に変身しそうな馬肉の食感でした。クセのない肉なので食べやすいと思います。
慎三さんから昔の生活の様子を聞くのは興味深いです。
コメント » 女将 2009/04/04 20:10
くまこうさん、こんばんは。
馬刺し=生肉なのであまり多い量は食べたくないのですが(笑)、初めて食べた時は、おっかなびっくりでも苦しむことなく飲み込めました。
くまこうさんは食わず嫌いさんでしたよね、ぜひ食べてみてください(^^)!
コメント » 女将 2009/04/04 20:13
TWINSさん、こんばんは。
すばらしい考察ありがとうございます、なんだかスッキリ!!です。
これはもう「いづみや旅館の歴史〜決定版〜」に採用させていただきます。ありがとうございました~(^^)v
コメント » 女将 2009/04/04 20:16
ゆにっこさん、こんばんは。
実感には乏しいですが、その昔は馬も流通していたんですねぇ…。
ゆにっこさんとは食べ物の好みが似ているような気がします、機会があればご一緒に食いだおれてみたいです(^^)。
コメント » おくさま 2009/04/04 22:28
私も馬刺しは大好きです。
亡き父が福島へ行った帰りに買ってきてくれたので、子供のころから食べていました。
主人があまり好きでないので、せっかく買ってきた馬肉を焼いて食べたことがあります。
焼くのもけっこう美味しいですよ。
コメント » 女将 2009/04/05 21:58
おくさまさん、こんばんは。
馬肉を焼いて食べるのは何だかもったいなくて、でも焼いてみると結構美味しかったです。クセがないですもんね…(^^)
おくさまさんには懐かしい食材なのでしょうか、お父様の思い出の1品ですね。