きびしょ とは?急須のことです。慎三さんは急須を「きびしょ」と言うのです。
素直に記憶した1号は保育園で「きびしょ」と発言し、お若い保育士さんから「?」マークをもらって帰宅しました。
慎三さんの手作りの急須です。急須を作るには5つのパーツが必要です。まずはロクロを回し本体を形成します。
パーツその2、取っ手を形成。長さや太さのバランスがビミョ~です。
パーツその3、注ぎ口を形成。後ダレしない注ぎ口が目標です。
パーツその4、本体の大きさに合わせた蓋、まん中のボッチが取れやすいのが悩みで…。
パーツその5、最も神経を使うのが茶濾しの部分。いまだ試行錯誤中…。
それぞれのパーツを全体のバランスを考慮しつつ形成します。粘土が半乾き状態で各パーツを接合します。その後、十分乾燥させてから素焼→釉薬をかけて本焼き→急須の蓋と急須の底をサンドペーパーで滑らかに整えて完成!!
…と、慎三さんから聞いたまま書き綴りましたが謎だらけの急須です。なんでこんなに複雑なものがつくれるのかしらん?うーん、ワカラナイ!!あちこと不都合が出て失敗作になることが多いようですが、急須作成中の慎三さんは集中力MAX状態です。
この急須は手のひらサイズ、小さいです。あんな大きな手で、こんな小さい急須を?と思うとますます謎は深まるばかりです。
実は最大の課題は使い勝手なのです。取っ手と注ぎ口の角度やお茶のキレはイマイチなので、実用品としては少々不自由です。茶濾しの部分については、お茶の葉が詰まるので明らかに不自由です。しかし、慎三さんが丹精こめて手間かけて…を見ている私としては、ヒジョ~に愛おしさを感じる慎三さんの「きびしょ」なのです。
この急須は玉露用、これからはこの急須が登場した日は慎三さんの隣の椅子でお行儀よく待っていなければ…と目論む私なのでした。明日は飲めるかな?(笑)
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"きびしょ とは?"へのコメント
コメント » うおぬま屋店長 2009/07/08 22:27
こんばんは。
>なんでこんなに複雑なものがつくれるのかしらん?
同感です。
凄いな~。
神業としか思えません。
>「きびしょ」
色と言い、形といい、これは慎三さん専用ですね。
慎三さんがお茶を入れる仕草に、良く映えると思います。(^^)
コメント » かいり 2009/07/08 23:45
いづみや女将さん
こんばんは
PCの電子辞書で調べたら
きびーしょ【急焼】
《「急焼」の唐音から》「急須(きゅうす)」に同じ。
と書かれていました。慎三さん 恐るべし♪
>最も神経を使うのが茶濾しの部分。いまだ試行錯誤中…。
ここ凄すぎです。爪楊枝で穴を開けたらダメなんですかね♪
コメント » いそべの若大将 2009/07/09 00:42
こんばんは(^^)/
さすが、慎三じいちゃんですね!
芸術作品ですね!!
こういう頭を使った事をしていれば、100歳は、ま・ち・が・い・ない♪
趣味を持つって・・・、いいですね(^^)
コメント » くまこう 2009/07/09 06:47
おはようございます
>慎三さんは急須を「きびしょ」と言うのです。
大潟でも年配の人は 「きびしょ」 と言うと思います
私の親の代以前はそう呼んでました。
こんな 難しいものよく作れますね さすが慎三さんですね。
コメント » 溶射屋 2009/07/09 07:53
いづみや女将さん
おはようございます。
>きびしょ とは?急須のことです
そちらの方言ではなくて慎三じいちゃんの専門用語なんですね(∩.∩)
きびしょの大きさが分かりませんでしたが手のひらサイズなんですか?
製作するにも大変だったのでは・・・・でも素人の作りではないようですね!
自分で作ったものだから愛着あるんでしょうね(∩.∩)
コメント » 新潟米販売おやじ 2009/07/09 09:36
「きびしょ」懐かしい言葉ですね~
家の長男が幼稚園に入る前かな「きびしょ きびしょ」って言っていたのですが、
「きいしょ? ちびしょ? 何言ってんだろうこいつ」と思った事を思い出しました。
私も「きびしょ」なるものが何なのか分からなかったんですが、
おおばあちゃんと遊んでいた長男は知っていたんですね。
年をとった人しか知らない言葉なんかいっぱいあると思うんですが、
何か情緒があって良いですよね~
さて、慎三じいちゃんの作品ですが、高級玉露をいただくのに最適な大きさではないでしょうか。
なんて、お茶の事は分かりませんが・・・。
コメント » TWINS 2009/07/09 10:44
おはようございます。
最近フリマなんかで自作の陶芸を売ってる人増えてる気がしますが、
皿や、せいぜいカップで急須は見たことありません。
それだけ難易度高いってことなんでしょうが、
説明読んで納得です(^^;
しかし、群を抜く向上心の持ち主である慎三じいちゃんにとっては
難しいからこそやってみたい、
高い山ほど登りたい状態なんでしょうね(*^^)v
形と言い釉薬の出具合といい味があります(^^)
コメント » 女将 2009/07/09 14:50
うおぬま屋店長さん、こんにちは。
慎三さんの大きな手では、ますます小さく見える急須です。一人で煎茶を飲むにもピッタリな大きさで、お茶の葉を倹約するために小さい急須を作ったのかもしれません(笑)。
コメント » 女将 2009/07/09 14:55
かいりさん、こんにちは。
「きびしょ」は方言だと思っていたのですが、もしかして急須の別名?長年の疑問が解決する日が近いような気がします(笑)。
茶濾しの部分をどうやって形成するのかは謎です。慎三さんもハッキリ教えてくれないのです…。1号が高学年になったら夏休みの工作の課題にでもしてもらおうかな…。
コメント » 女将 2009/07/09 14:58
いそべの若大将さん、こんにちは。
慎三さんの陶芸への意欲は衰えを見せません。しかし暑さ寒さには弱くて真夏と真冬は制作活動も小休止。ただ今、最後の追い込みかも??
コメント » 女将 2009/07/09 15:07
くまこうさん、こんにちは。
かいりさんのコメントで「きびしょ」の謎が解けそうです、年配の人は急須を「きびしょ」と言う時代を過ごしたのでしょうか??
方言ではないかもしれない、というのは驚きです!
コメント » 女将 2009/07/09 15:10
溶射屋さん、こんにちは。
方言だとばかり思っていた「きびしょ」ですが、どうやらそうではないようです。慎三さんの趣味の陶芸で完成した食器類は収納場所に困るほどになってきています。陶芸に関しては迎合の態度は皆無の慎三さん、我が道を進んでいます。
コメント » 女将 2009/07/09 15:14
新潟米販売おやじさん、こんにちは。
1号は「きびしょ」が通じないことを認識したので、今では「急須」と言ってます。大正から昭和初期の頃は急須を「きびしょ」と呼んだのでしょうかねぇ?そう考えると、いつ頃から急須になったのか知りたくなってきます。
コメント » 女将 2009/07/09 15:19
TWINSさん、こんにちは。
多趣味な慎三さんですが、過去の趣味経歴を振り返ると何事もとことん納得するまで極める…というのが家族一致の意見です。しかし写真だけはあっさりとスルーしました、なんででしょう?
もうすぐ開催される公民館の作品展に向けて奮闘中の慎三さんです。
コメント » athuko 2009/07/09 20:20
慎三さんの若さみなぎる急須ですよね。
女将さんの説明に真剣に見入ってしまいました^^
私も陶芸には大変興味がありますので
こんな急須で入れた玉露を飲んでみたいです。
いづみや女将さんは、幸せなんだな~(^_^)v
コメント » 延本石油の嫁 2009/07/09 22:32
こんばんは☆
先ほどはお疲れ様でした。
この前の講習会よりずっと難しくて、
帰ってきて息子を寝かせてから
実践しながら復習してました。。。
慎三さん、起用ですね!!
急須の持ち手を立てて、立つのが
いいんですよね!?
私も作ってみたいです。
教えてくれないですかね???
コメント » 女将 2009/07/09 23:01
athukoさん、こんばんは。
実のところ、使い勝手はよくない急須です。でも慎三さんは必ず自分で作った急須でお茶を淹れます。コバンザメ状態の私、早く慎三さんが満足するお茶を淹れられるよう努力したいと思っております!
athukoさんが陶芸を始めたら、きっとその道を極めると思います。今しばらくは稲庭うどんで頑張ってくださいませ。(^^)
コメント » 女将 2009/07/09 23:05
延本石油のお嫁さん、こんばんは。
今日の講習会では最前列、一生懸命なお姿が魅力的でした。そして復習まで、がんばり屋さんですね~、エライ!!
>急須の持ち手を立てて、立つのがいいんですよね!?
はい、そのようです。慎三さんの急須も立ちますが、なかなか手に馴染まないのです。使い勝手がいい理由は別なところにもあるようです。まだまだ改善は続きます…(^^)v
コメント » 豆蔵 2009/07/12 23:03
こんばんは
>きびしょ
家のばあちゃんはたまに言います(笑)
確かに慎三さんの力作である事は間違いないですが、小さいですね(^^ゞ
小さい湯のみ茶碗一杯分位しか、お茶を入れられないのでは?
コメント » 女将 2009/07/13 12:42
豆蔵さん、こんにちは。
きびしょの謎は少しだけ解明されました。
慎三さんによると高級茶は小さな急須と小さな湯呑みを使うのだそうです。でもって、ふたくち半で飲みきるものなんだそうです。
本当はお茶っ葉の節約のための小さい急須です!(笑)